股関節治療の新分野 股関節鏡治療の発展を目指して

日本股関節鏡研究会について

代表世話人挨拶
代表世話人 杉山肇
股関節鏡の歴史は古く、1939年に本邦の高木先生により初めて臨床応用され、約80年が経過しています。関節鏡は、整形外科の重要な手技として膝関節を中心に発展を遂げてきましたが、股関節では、手技の煩雑さや出血対策などの問題があり、なかなか普及しませんでした。21世紀に入り、テレビカメラシステムの普及や水中で使用可能な電気凝固メスの開発によって、鮮明な視野のもとで確実な手術操作が可能となり、関節唇断裂や関節遊離体など様々な股関節疾患に適用されるようになりました。
その後、2003年にGanzによりFemoroacetabular Impingement(FAI)の概念が提唱され、2005年にFAIに対する股関節鏡手術が報告されると、世界的に股関節鏡が注目を集めるようになり、本邦でも、FAIに対する股関節鏡手術が積極的に行われるようになり、股関節鏡手術が広く認知され注目を集めています。本研究会は股関節鏡治療の発展を目指して2009年より股関節鏡フォーラムとして発足し、2015年より会員制を取り入れた日本股関節鏡研究会として新たに出発いたしました。
今後、益々その需要と技術的進歩が予想される股関節鏡手術に特化して、集中的に議論しあう場として毎年9月の初旬に研究会を開催しておりますので、皆様方の積極的ご参加と支援を期待しております。
名称
和名:日本股関節鏡研究会
欧名:Japanese Society for Hip Arthroscopy
設立
2015年(股関節鏡フォーラムから変更)
目的
本会は臨床及び基礎研究を含む討論、意見交換を通じ、日本における股関節鏡視下手術手技の普及と発展を目的とし、患者のQOL向上に貢献していくものとする。
事業

本会は目的を達成するために次の事業を行う。

  • 1.学術集会、講演会等の開催
  • 2.その他、本会の事業目的を達成するために必要な事業
  • 3.事業年度 4月1日〜3月31日
事務局所在地

日本股関節鏡研究会事務局

所在地 〒243-0121 神奈川県厚木市七沢516

神奈川リハビリテーション病院内

TEL: 046-249-2503

FAX: 046-249-2502

E-mail: hipscope@kanagawa-rehab.or.jp

会則

日本股関節鏡研究会について

役員名簿(役職ごと50音順、敬称略)

役職 氏名 所属
代表世話人 杉山 肇 神奈川リハビリテーション病院
世話人 内田 宗志 産業医科大学若松病院
世話人 宇都宮 啓 東京スポーツ&整形外科クリニック
世話人 遠藤 裕介 川崎医科大学
世話人 䯨 賢一 関西医科大学
世話人 大島 誠吾 松山赤十字病院
世話人 大原 英嗣 市立ひらかた病院
世話人 柿崎 潤 千葉県こども病院
世話人 金治 有彦 藤田医科大学ばんたね病院
世話人 加谷 光規 加谷整形外科スポーツクリニック
世話人 木島 泰明 秋田大学
世話人 後藤 公志 近畿大学
世話人 小林 直実 横浜市立大学附属市民総合医療センター
世話人 山藤 崇 アントラーズスポーツクリニック/東京医科大学
世話人 柴田 弘太郎 ロバーツ 済生会野江病院
世話人 土屋 明弘 船橋整形外科病院
世話人 中島 康晴 九州大学
世話人 野口 森幸 JCHO仙台病院
世話人 橋本 慎吾 はしもと整形外科リハビリクリニック
世話人 原田 義忠 済生会習志野病院
世話人 福井 清数 こまつ整形外科クリニック
世話人 福井 康人 京都第二赤十字病院
世話人 福島 健介 北里大学
世話人 藤井 英紀 慈恵医大附属第三病院
世話人 星野 裕信 藤枝市立総合病院
世話人 三谷 茂 川崎医科大学
世話人 山崎 琢磨 呉医療センター・中国がんセンター
世話人 山田 和希 岡山大学
世話人 山本 泰宏 健康科学大学
世話人 渡邊 宣之 公立陶生病院
世話人 和田 孝彦 オサダ整形外科
監事 北野 利夫 大阪市立総合医療センター
顧問 飯田 寛和 関西医科大学
顧問 扇谷 浩文 おおぎや整形外科

2024年5月現在